こんにちは。
一か月くらいお暇をいただいておりました。7月中旬から下旬にかけて米国出張があったのと、それに前後して私用パソコンが故障されてしまいなかなかここに来ることができませんでした。
さて、パソコンが壊れて修理に出しているうちに、市場のほうはいろいろ動きがありまして。まだ多少不安定感はありますが、結構本格的な回復が見え始めた感がありますね。
ということで今回は簡単ながら市場の振り返りと今後の見通しについてつらつらと書いていきたいと思います。
市場諸々振り返り:マクロ経済の強さは吉と出るか凶と出るか
一昨日発表された雇用統計は強い結果となり引き続き労働市場の強さを示す展開となっていますね。
雇用が堅調であることはもちろん経済にとっては良いことですが、こと今のインフレ環境を考えると楽観的なことばかりではありません。
雇用が安定している→みんなお金ある→インフレでも購買力落ちない→インフレ環境続く→FRBの利上げペース維持?
みたいな感じで、金利の上昇が続く可能性が否めなくなります。今のところの9月のFOMCでの利上げ幅予想は50bpsと75bpsが拮抗してる感じであり、ここでさらに75bpsの利上げとなればまた市場の不安定感が増しそうな気がします。
そうなるとまた円安方向に戻る可能性もありますので、直近の円高トレンドで慌てて円に戻してしまったチキンの私はまたドル買いして円安に備えようかなと考えている今日この頃なわけですw
もう一つ、重要なことは米国は2四半期連続でGDPがマイナスとなりましたが、まだ正式に「景気後退」とは発表されていないことです。
私も今回の件で学んだのですが、景気判断って「GDPが2四半期連続でマイナスになったら」と機械的に決まることなのかと思ったら、全米経済研究所とかいうところが諸々の要素を勘案して判断するんですね。
もちろんGDPの動向も重要なのですが、失業率はどうかとか前述した労働市場の状況とかも検討要素に入るわけです。また、「景気減速してました」と判断するのに数か月~半年くらいかかることもあるため、我々日々銭を稼がないといけない個人投資家は正直そんなの待っていられないわけです。
話がややこしくしているのがもう一つありまして、今年の秋には米国大統領の中間選挙があるため、バイデン大統領、民主党としては死んでも景気減速はしてない!とアピールしたいわけで、こういう政治的なプレッシャーもあって、全米経済研究所の景気判断には時間がかかるだろうとみられます。
じゃあなんでGDPが2四半期連続でマイナスになることを市場が恐れていたのかというと、過去に2四半期連続でマイナスになった局面で景気減速判断が下されなかったことがなかったためです。
果たして今回はどんな判断が下るのか。注目するべき点ではありますが、正直判断が下されるころにはみんなどうでもよくなってそうな気もしますw
そんなわけで、今後の見通し
引き続き変動の大きい市場になりそうですね。結局方向感がつかめておらず、上がっては下がり、下がっては上がりというような感じで上下に動く展開が続くように思います。
ただし、全体的な投資家のセンチメントは改善しているようにもみえ、とりあえずの悪材料は概ね市場に織り込み済みという感じもしますので、上下を繰り返しながらも方向としては右肩上がりになると個人的には思います。
ただ、9月のFOMC葉75bpsの利上げになりそうだな~と思いますね。そうなると、円安トレンド継続、市場のボラティリティもまた上がりそうな。。ってことで結局誰にも将来のことはわからないってことですね。身もふたもないですが。
まあそんなわけで私は直近米株の高配当ETF(SPYD)をちまちま買い増ししました。今の配当利回りは約4%なので、不動産投資するよりも全然良い投資先なように感じます。バリュエーションも年初来からの下落でいい感じに安いので、今後も買い増し買い増しで100株くらい持とうかなと。今40ドルくらいなので、100株で40万円。4%で年間1万6000円か。。少ないなw1000株くらい買わないとおもろくないなw
今後円高に転じれば円建てで為替差損が出る可能性はありますが、まあそのころにはおそらく株価も回復しているので結局両者打ち消しあうんじゃないかなと楽観的にとらえてます。どうせ購入後一定期間売却できないので、長い目でみればいい投資になっているでしょう(適当)