こんにちは。いよいよ2022年度もビジネスのほうが本格化してきて、仕事に忙殺されている今日このごろです。
最近は海外にいかせていただくことも増えまして、なおのこと疲労が蓄積しております。でも海外行くのめちゃくちゃに好きですし楽しいので、これからもぜひ行きたいものです。
そんなことでまたまた投稿がご無沙汰になってしまいまして申し訳ないです。これでも頑張っているのですが、週次記事書くのさえ辛いんだから困ったものです。
さてそんな中、うちの会社でも初めてとなるインターンの受付をしておりまして。実はこのインターンはうまく行けば内定もらえるというたぐいのものであったり、めちゃくちゃに高い報酬が出たりと、美味しいインターンなのですが、なかなか志望者が少なくて悲しいものです。興味ある人は連絡くださいw
今回は久しぶりにマーケットや投資のことから離れて、大学での英語の勉強について書きたいと思います。
我が母校、慶應経済関連のサイトでこんなものを見つけたわけなのですが。
内容を見ると実に悲しい気持ちになります。せっかく良い大学に入ったのに、楽をすることばかり考えてしまっていて、何を学ぶか、何を身につけるのか、ではなく、とにかく如何に楽に単位を取るか、みたいな紹介ばかりで呆れるばかりです。
PhDを取得している教授から英語を学べるなんて非常に貴重な機会なのに、課題はDeepLでOKとかもうどうしようもない連中だなと我が後輩ながら残念でなりません。
英語ができるかどうかというだけで変わるキャリア
金融業界に勤めて早10年弱となりますが、僕は新卒からずっと外資金融です。これまでのキャリアで強く思うのは、なんと英語ができない人が世の中には多いことか、ということです。
確かに僕は帰国子女なので、人からしたらお前はずるいとか、せこいとか、いわれがちですが、僕が海外にいたのなんて小学校1年から4年までの3年程度なんですよ。小学校で身につけた英語力にさえ劣るのかお前は、と逆に嫌味の一つでも言ってあげたくなりますが、まあびっくりするくらい皆さん英語ができません。読み書きも含めてです。
そうなると、どうなるか。
英語ができるというだけでめちゃくちゃにありがたがられます。それだけで僕の会社での立場が良くなりますし、お客さんにも何かと頼りにしてもらえて嬉しくなります。
おとなになってから、仕事終わりや週末にベルリッツだのECCだの行く人がいて、周りから「偉い」とか「意識高い」とかいわれる人もいるかと思いますが、僕からするとアホやなとしか思いません。だって、せっかく学費の範囲内でもっと優秀な、教授から直接英語を学ぶ機会が大学時代にあったのに、上記のアホ学生が馬鹿サイトでイキりちらしてるように、ろくに勉強しないで、社会人になってからわざわざ週末に金払って、そのへんのアルバイト外国人に教えてもらうことのどこが偉いのかとwアホの考えはよくわかりません。
というか、社会人になるまで英語の重要性がわかってないだけで、すでにお話しにならないわけですが、とにかく社会人になってから英語の勉強を始める人が偉くも意識高いとも全く思わないです。
ということで、英語なんて学生のうちにできるようにしておきましょう、ということを強く言いたいわけです。
前述の通り、僕はたしかに帰国子女ですが、如何せん小学校4年生で帰国してしまっておりますので、高校受験も大学受験も一般入試で入学しており、帰国子女の恩恵なんて全くありませんでした。まあ中学から英語の勉強を始めた同級生よりは多少有利だったかもしれませんが、大学受験をする時期にはもはやそんな優位性もなかったように思います。小学校1年~4年の国語力で大学入試の国語が解けないのと同じです。
逆を言うと、僕も大学受験ではかなり英語の勉強をしました。慶應経済は英語が難しいことで有名でしたし、そもそも目指していた京都大学の英語も頭おかしいレベルの難易度と出題傾向だったので、必死に勉強しました。
人生のどこで一番英語力が伸びたかと聞かれたら、大学受験時代と答えたくなります。
大学でのある教授との出会い
そして、もう一つ、英語力が伸びた最大の理由は大学時代のある教授との出会いです。入学早々、英語特別上級クラスの選抜試験に参加したときでした。
この英語特別上級クラスというのは一般的な語学の授業では物足りないと思う意識高い系や帰国子女などが、普通の(一般人向けの)語学の代わりに受講できる英語のプログラムです。当然一般入試で入学した僕はわざわざこんな難しい授業を取る必要はなかったわけですが、京大に落ちて、下剋上を狙う僕のその時の燃え上がる熱意とちょうどマッチして、飛び入りで参加しました。
選抜試験を受ける前に、担当教授が自分の受け持つ授業の概要を紹介する→それを聞いて、どの授業(どの教授)を取るのか希望を提出する、みたいな時間があったのですが、ここで授業紹介をしてくれた、とある教授がまあめちゃくちゃに美人だったんですね笑
一目惚れとはまさにこのことかと思うくらいに一目惚れしてしまった僕は迷わず彼女の授業を希望して、1次試験(小論文)、2次試験(その教授との英語面接)に臨みました。
1次試験はまあ大学の一般入試と同じようなレベルだったので難なく突破しましたが、英語面接が全然できませんでした。すでに日本に帰国してから10年くらいが経過しており、ロクにスピーキングの練習なんか積んでいなかったので、全然喋れず、その教授に落とされてしまいます。「もう少し話せるようになってから、また(2年生になったら)おいで」、みたいな感じであしらわれてしまいました。
しかし、そこは(一方的な)愛のパワーが炸裂しまして、その教授が他の学生との面接が終わるまで教室の外で待って(いわゆる出待ちをして)、もう日本語で直談判したわけです。その教授の授業は秋学期(後期)だったのですが、春学期(前期)のうちに頑張ってスピーキング力上げるから、お願いですから入れてください!!と頼み込んで、最終的にOKしてもらいました。
その教授は、春学期は授業を受け持っていなかったので、別の特別上級クラスを受講したのですが、周りは帰国子女入試で入ってきた人や、インターナショナル・スクール出身者だったりでもうめちゃくちゃに英語ができるわけです。なんちゃって帰国子女や一般入試組の僕みたいな人はごく少数でした。
そこで頑張って、少しは話せるようになっていざ、秋学期にはその教授の授業を受けることができました。
あとはもう(一方的な)愛のパワーで、褒められたい一心で頑張りました。当時は体育会の部活に入っていたので、練習との兼ね合いや脳みそ筋肉のアホ先輩をあしらうのに大変だったのですが、意地でも課題の文献は全部読んで、プレゼンも頑張って、とアホみたいに真面目に受けておりました。
2年生になって、本来であればもう英語の授業は取る必要がなかったのですが、当たり前のようにまた特別上級クラスに参加しました。2年のときはその教授は春学期も授業を受け持っていたので、もちろんその教授の授業を希望し、秋学期は前年に英語の単位をとっていたので、もう単位はもらえないのですが、そんなの僕にとってはどうでも良かったので、単位無しでまたその教授の授業を取りました(履修したというよりも勝手に参加したという形です)。
今回の面接試験はもう1年生の時から知っている仲だったので、春休みなにしてたのー?みたいな雑談で終わり、秋学期は単位無しで良いから受けさせてください!とまた頼み込んで、ちゃんと授業は毎回出席すること、しっかり課題の提出をすること、を条件にOKしてもらいました。
おわかりかと思いますが、僕にとって単位だの必修科目だのなんていうのはどうでも良くて少しでも先生の近くにいたかった(キモい)という気持ちだけでした。
秋学期はまあ基本的には前年と同じ内容だったわけですが、ただ受けるだけでは意味がないと思い、関連する書籍を自分で読んだりして、レポートは(単位がもらえない立場でありながら)履修者最高点評価をもらうことができました。これこそまさに愛のパワーなわけですw
そんなこんなで人に言わせれば気持ち悪いストーカー話なわけですが、下心満載ながら必死に勉強した結果、大学3年生のときに受けたTOEICは950点をマークするまでになっておりました。大学入学時は820点でした。
後日談
その教授には、英語の授業以外にも学生時代の時から留学相談とか人生相談とか色々してのってもらいました。
その教授がサバティカル(研究休暇)でアメリカに行ったと聞いは夏休みに会いに行きました。
卒業したあとも関係は続き、大学院留学のときにも推薦状を書いてもらいました。実は知れば知るほど共通点も多く、師匠みたいに思っています。間違いなく僕の人生の道標となっています。
今でも半年に一回くらいはご飯に行く仲です。
非常に健全な関係ですが、僕がいまいち結婚しようと思えないのは間違いなく、先生以上に好きな人を見つけることができないからですw
こんな学生生活を送っていたので、ロクに遊んでおらず、全然友達もいません。3人くらいしか友達はできませんでした。でも全く後悔はありません。一生ものの出会いとスキルを得たことができたからです。
ということで、まだ書きたいことの半分しか書けていないのですが、一旦ここで切ります。
みなさん、大学時代は本当に貴重です。フリーターみたいにバイトに明け暮れて4年間過ごすのか、一生もののスキルと出会いをするのか。よく考えてほしいと思います。
つづく