こんにちは。
相変わらず忙しい日々が続く今日このごろです。マーケットが荒れると仕事が増える、という相関関係があるように思います。基本逆張りの私としてはこういうときに自分のポジションを仕込んでおきたいものですが、アメリカの株式市場が開く頃には疲れ果てて早く寝たくなってしまうということの繰り返しとなっています。今週こそは何かしらまた買っていこうかと思います。
さて、そんなわけですが、今回は前回の続きで英語学習の大切さについて書いていきます。前回は英語の勉強なんか大学時代にしこたましておけ、という話でしたが、今回はそれを発展させて、英語力+アルファを身につけよというところまで話を展開させていきたいと思います。
英語はただのツール、それに甘んじるな
早速、英語力全否定なタイトルですが、英語(語学力)なんていうのは正直どこまでいってもただの道具(ツール)なわけです。大事なのはそのツールを使って何をするのか、ということです。
例えば、一回も海外に行ったことがない純ジャパがクソほど英語学習をしたところで、生まれてからずっとアメリカでした~っていう帰国子女にはどうやったって英語力という意味では敵わないわけです。少なくとも、ヒアリングとスピーキングは特に両者においては圧倒的な違いがあるでしょう。
そんな身も蓋もないことをいわれたら、英語学習なんかする必要なくなるじゃないかと思われてしまいそうですが、実は帰国子女には圧倒的な弱点があるんです。
言葉を選ばずに言いますが、帰国子女ってバカなんですよ。英語バカといいますか、人生の重要な試験(高校受験、大学受験など)を英語力だけで突破しているので、他の科目はさっぱりからきしできない、英語力一本足打法のアホばっかなんですよ。
なので、英語はできるけどただそれだけ、という人が非常に多いんです。一見すると英語ペラペラだし、外国人の言うこともちゃんと理解しているように思いますが、頭は空っぽって言う帰国子女のなんと多いことか。地頭の良さと英語力の高さは別に相関しないので、ここに純ジャパが対抗できる重要なポイントがあると思います。
先程のタイトルに戻ります。英語はあくまでツールです。英語を使って何をするのか、のほうが正直英語力そのものよりも重要なのです。
僕の場合は経済・金融でしたが、別に工学でも医学でもマーケティングでもなんでも良いんですが、要は英語を使って何を相手に伝えるのか、何を議論するのか、ということが重要だと思います。
仕事をしていて、英語できてすごいねーと良く言われるんですが、正直僕そんなに英語力高くないんですよ。別に英検1級持ってるわけじゃないし、TOEIC満点でもないですし、TOEFLも100/120なので、正直大した高さじゃないんです。じゃあその英語力の乏しさをどこで補っているのかというとやはり、仕事に関連のある経済・金融知識だと思います。まあもちろん経済・金融知識もまだまだなのですが、英語でわからないところは経済・金融知識で補い、逆もまた然りでなんとか日々の仕事をこなしているというのが実態です。
これは帰国子女に対する苦言でもあります。君たち、英語力が高いことにかこつけて、何もしてなくないですか?せっかく圧倒的に高い英語力を持っているのに、それを何に使うのか、ということにまで考えが及ばないと、ただ英語だけできる人、で終わってしまいますよ。そして、そんな人は世の中に掃いて捨てるほどいるわけです。そこから一歩抜け出すためにはやはり、専門性が重要となります。
英語ができるだけで人生が変わる
もう一つ力説したいのが、英語ができるかできないかというだけで、人生が変わるということです。これは何も大げさなことを言っているわけではなく、実体験として思います。僕自身もし英語ができていなかったらおそらく今の仕事はできていないし、こんなにいろいろなことをさせてももらえなかったと思います。英語ができる人も、経済・金融知識が僕よりある人も腐るほどいます。しかし英語力+経済・金融知識と2つを合わせると、一気に母数が少なくなります。そこになんとか端くれながら僕が生き残る場所があります。
下記のサイトに一部記載がありますが、英語力の高さと年収には明らかに高い正の相関があると思います。希少人材なので、転職市場でもニーズは高いですし、新卒であれば外資系に入れる可能性も格段に高まります。
僕は新卒から外資系しか勤めたことがないので、日系企業のことはよくわかっていない部分もありますが、外資系に入れば大卒初任給の時点で日系(月20万とすると)の2~3倍、その後も基本的にはこの倍率(もしくはそれ以上)を維持しながら人生が進んでいくわけです。
- 外資系なんてどうせ自分は受からない。
- 競争の激しい外資系よりも日系のほうが安定している。
色々言い訳は浮かぶでしょうが、結局楽した先に得られるものなんて限られています。そして、高い志のない人は結局どこまでいっても、普通の人生を抜け出せないと思います。別にそれで良いなら良いですけど。
もちろん、金が全てじゃないし、身を粉にして働いてもその先に幸せがあるわけではありません。それはその通りです。でも、結局どこに勤めようと相当程度身を粉にするわけです。別に外資系がめちゃくちゃブラックで、日系が最高にホワイトなわけではないですよね。なんなら労働意識は外資系(特に欧州系)のほうが進んでいるほどです。
大学受験が終わって、やっと勉強地獄から抜け出した!と思っている人が大勢かと思います。でも人生は長い。あまりにも長い。大学で何をすればいいかわからない、という学生諸君。まずは英語、そして、専門性。この2つを身につける4年間にしてみてはどうでしょう。
一度っきりの人生、なりうる限りで最も思い描いた自分像に僕はなりたいといつも思っています。あなたはどんな人生を歩みたいですか。今何をやるかでその後の人生は大きく違ってきます。
そして、欲をいえば、大学在学中に第2外国語も読み書きレベルはできるようになっていると望ましいです。僕はそこそこスペイン語をちゃんと勉強したつもりですが、やはり使わないとどんどん忘れていきます。大学在学中に第2外国語で語学試験に受かっておくとそれは一生経歴として残りますので、語学の勉強は英語であれ、第2外国語であれしておくことをおすすめします。