皆さまご無沙汰しております。
なかなかこちらに来ることができず大変申し訳ございません。
前回の投稿が6月半ばでしたので、2か月半ほど留守をしておりました。もっと間が空いているかと思ったので、意外にそこまででもなかったと逆にびっくりしているところですw
夏休みシーズンだったので7月半ばくらいから週末は旅行したり、8月も割と毎週末人と会う予定があったりで、完全に放置しておりました。久しぶりに週末にまとまった時間が取れましたので、簡単に金融市場を振り返っていきましょう。
米国経済
インフレは沈静化の兆候をみせておりますが、依然として労働市場は強く賃金上昇も気になるところです。当初、年半ばからの利下げサイクル入り、なんてことも予想されておりましたが、今や年内あと1回の利上げが見込まれているなど、予想以上に高金利環境が続いている状況です。
まあ9月1日の雇用統計は弱い内容だったので、これが好感されて週明けはリスク・オン・モードでまた気持ちの良い週となるのではないかなとは思います。
そんな中、リセッション入り懸念の後退や米国企業の好決算などを背景に米国株式市場は概ね堅調に推移しております。特にテック株を中心にグロース株が強い状況でしょうか。あんまり最近米国株見てないんですが、基本的には右肩上がりのトレンドが続いているように思います。
米ドル円為替
こちらも年初頭は1ドル120円になる!なんて大ほら吹きなんちゃってエコノミストが大量発生しましたが、基本的には予想通り日米金利差の拡大を受けて円安ドル高環境が続いています。まったく偉そうに為替予想してた連中は今何を思うのか。
そろそろ為替介入が入るかなとも思っておりましたが、なかなか今回は介入も入りませんね。米株買いに動きたいので一時的な円高を期待しているのですが、一瞬144円台に上がったところで買うのが精一杯でした。
日本株
夏頃まで一気に上昇トレンドが続いておりましたが、3万3000円いくかいかないかくらいのところが今は天井といったところでしょうか。為替高もありますので、輸入企業・内需株は苦戦しそうですが、逆に輸出企業、インバウンド系は好調なように思います。旅行者数も順調に回復しているようにみえますし。優待目当てが主な理由ではありますが、先日久しぶりに私も日本株を買いました。基本的にETFばかり買ってますが、個別株はやっぱり変動が大きいから面白いですね。個別株にも少し手を出していこうかな。
金価格
先日金価格が1g=1万円を超えたということでニュースになりましたが、ちょうど2か月半ほど前に金投資の魅力に触れたところでしたので個人的には嬉しい報道でしたね。誰も読んでないブログであるのは重々承知しておりますが、為替予想といい、結構いいこと俺言ってるんだけどなwと思う今日この頃です。まああくまで備忘録なので気にしないことにしますw
ということで徒然なるままに各種経済・金融市場を振り返ってきましたが、2023年はいい思いしている人が多いのではないでしょうか。特に2022年は仕込みの年と割り切って割安水準でいろいろ仕掛けておいた人は2桁リターンが取れているのかなと思いますがどうでしょう。私のほうも今年はいい感じで年後半を迎えることができております。
ただし、今マーケットでは若干の割高感がくすぶっているようにみえます。株式市場はこれまで右肩上がりできましたが、年内に一度大きな調整局面を迎えるものとみています。なにか大きな材料があるわけではないですが、米国債券市場のクレジット・スプレッドが歴史的な水準にまでつぶれていることや、株式市場もやや過熱気味なのでいったんここいらで反落が来ると思います。
ということは、もちろん投資機会が来るということと同義なので、ファンダメンタルズ対比割安になった銘柄を拾いに行くチャンスでしょう。ハイエナのごとく気になっていた銘柄を買っていきましょう。
留守中の2か月半は遊んでいたと冒頭で言いましたが、読書にもちょっと時間をかけまして、投資に関して改めて考えていました。
長期・積み立てというふたつはやはり投資に関して絶対的に重要であるという認識を改めて強めたのですが、もう一つここで強調したいことがあります。
大体の投資のセオリー本は分散投資の重要性を説いておりますが、私はあえて集中投資の魅力をここでお伝えしたいと思います。
集中投資こそ投資の神髄
ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、ジム・ロジャースなど投資で大成功を収めた人がいますが、この人らってみんなめちゃくちゃに集中投資ですよね。ウォーレン・バフェットは特に集中投資、長期投資で有名ですが、ジム・ロジャースも分散投資では大金は得られない旨の発言をしています。
分散投資をすることで、値上がりする株(株じゃなくてもいいですが)と値下がりする株のリターンが相殺されて、リスク(投資資金全体の変動)を抑えることができる、なんていうことがまことしやかに言われていますよね。
子供ながらに、値上がりと値下がりが相殺されたらプラスのリターンにならなくね?と思ったものです。そら、大きなマイナスにはならないかもしれないけど、大したプラスにもならなくないかな?と。
大切なのは、上がるという確信度の高い株に集中投資することだと思います。のべつ幕無しに分散投資したらそれだけで資金も使ってしまうし、ホームランも打てません。
ではなんとなくみんなが買っている株を自分も買えばいいのかというとそれも違うと思います。みんなが買っている株、話題になっている株なんてすでにかなり値上がりしている可能性がありますし、割高になっていう蓋然性も高いでしょう。
そうなるとかつてのビッドコインと同じであとはチキンレースです。誰が最後に貧乏くじをひいて最高値で買ってしまうか、誰がその後の下落を被るかのババ抜き合戦になります。これじゃあもう投資じゃないですね。
ということで、集中投資をする際の重要なことを下記にまとめました。
・どんな景気サイクルをたどろうと、10年後も20年後も当たり前に存在しているサービスや商品を提供している企業をみつけること
・市場全体が下落しているなど、個別要因じゃない理由で値下がりしている株を狙うこと
・短期的な変動を気にしないこと
流行りのアプリ・ゲームだの食べ物だのどう考えても一過性としか思えないようなトレンドってありますよね。もちろんそういうのも短期的にはうまみがあるかもしれませんが、集中投資をするということは、外れれば資産が吹き飛ぶような額を投資するということです。流行に乗るよりも10年、20年安心できる会社のほうが命運を託すのには向いていると思います。今流行のアプリ・ゲームが10年、20年後にもあるかわかりませんが、おそらく非常に高い確率でトヨタの車は20年後も道路を走ってますよね。ならどっちの株に集中投資するかって話です。皆さんの中のトヨタをみつけてください。あと別に私はトヨタに投資していませんw
ということで、2か月半お休みいただいた割には前から代わり映えしないことを繰り返しているだけではありますが、改めて投資の神髄について考えをまとめてみました。
長期・積み立て・集中投資
この3つを徹底することこそが投資で成功する秘訣なんじゃないかなと思います。