こんにちは。
久々の二日連続投稿です。年末は調べ事したりこうやってアウトプットしたりする時間と余裕がたくさんあって良いですね。いつもこうだといいのに。
さて、やっと本題の2025年の投資計画について話していきたいと思います。
前回のブログにて来年の見通しに関して、堅調な米国経済の継続と高金利環境の長期化について話しました。ということで簡単に言っちゃえば今年とあまり大きく投資先を変える必要がないというのが正直なところです。わざわざ3回に分けてまで展開するような内容でもなかったのではないかと反省しています(笑)
ということで、もう脳死でこれだけ買っとけというETFは来年も引き続きSPYDとSRLNでしょう。
補足:ETFとは上場投資信託の略であり、市場で活発に取引されている投資信託です。要は金出すから俺の代わりにうまく運用しといてくれ、という金融商品です。銀行や証券会社がしこしこ売ってる投資信託は運用手数料が高いので、例えば商品のパフォーマンスが良くても結構な割合を手数料でとられるので、よほど担当者がかわいいとかイケメンだとかない限りお勧めしません(笑)また投資信託の取引価格(基準価格)も一日一回しかでませんので、取引がしにくいです。
ETFは普通の株式のように市場で活発に取引されているので、時々刻々取引価格が変わります(つまり、いつでも取引ができます)。その利便性も含めてどう考えてもETFのほうがよほど金融商品として優れていると思います。みんななんで投資信託なんか買うんだろうか。よほど担当者がかわいいのかな🤔
ちゃんとした説明はこのあたりをご参照ください。
ということとで、SPYDとSRLNですが、それぞれの良し悪しありますので、それぞれの特徴を簡単にみていきましょう。
SPYD
SPYDは米国株式の中で、高配当株だけをピックアップして投資をします。
現在の配当利回りは約5.00%ですが、こちらは四半期分配でNISAの成長投資枠で購入できるので、簡単な話5.00%の分配金が丸々入っていきます。
ただし、投資をしているのは株式なので、保有期間中の価格変動は次に説明するSRLNよりも大きくなる傾向があります。あくまで、長期投資かつタネ銭扱いで全く売却する予定がない場合には良い投資先ですが、日々の値動きを気にする人にとってはややハラハラドキドキする銘柄かと思います。それでも個別株よりは全然安定推移ですが。
ただし、来年も米国経済が成長していくことを考えると、一時的な下落はあり得ますが、年間を通せば上昇するのではないかと期待しているところです。
SRLN
SRLNに関しては過去のブログでもいろいろ説明しておりますので、もうめんどくさいので詳しくは書きませんが、投資先は米国のバンク・ローンというものです、変動金利の有価証券なので、良くも悪くもFRBの金融政策による影響を受けます。前回のブログでも書きましたが、緩やかながら2025年も利下げトレンド自体は継続しますので、基本的には獲得できる利回りは今後低下していくことが考えられます。足元分配利回りは7.70%くらいです。ただしこちらは月次分配ですのでNISA枠では購入することがないため、日米の課税をダイレクトに受けます。米国における課税は確定申告で取り戻せますが、手続きがめんどくさいので、日米の両税金がかかるとすると、米国で10%、日本で20%課税されます。手数料も0.70%とSPYDの0.07%なので、高いです。
米国経済は今後も堅調に推移すること、高金利環境が続くことを考えると、引き続き魅力的な
投資対象ではあります。投資しているバンク・ローンというものは株と比べると価格変動も小さいので、毎月コツコツチャリンチャリンを受け取りたいという人には向いているETFであるといえます。
ということで、インカム・リターン(分配金)の比較をしてみましょう。
SPYDとSRLNのリターン比較
SPYDの分配利回り
5.00%→課税はされないので得られるリターンはそのまま5.00%
運用報酬が0.07%なので、手数料および税金控除後の利回りは
5.00%-0.07%=4.93%
SRLNの分配利回り
7.70%
米国+日本で合計30%課税
運用報酬は0.70%なので、手数料および税金控除後の利回りは
7.70%×0.7%-0.7%=4.69%
ということで、手残りの利回りだけを比べるとSPYDのほうが現時点では魅力的です。7.70%の利回りも変動金利で今後FRBによる利下げを勘案すると低下する可能性が高いため、そういう意味でもSPYDのほうが来年は受け取るインカム・リターン(分配利回り)は高いといえます。まあ確定申告をして米国での課税分(10%)を取り戻せるとすると、
手数料および税金控除後の利回りは
7.70%×0.8%-0.7%=5.46%に跳ね上がるので、SPYDよりも高くなりますがね。
ちなみにSRLNのほうが利回りが上回る、手数料および税金控除前の利回りは、SPYDの利回りが5.00%と仮定すると、
5.00%-0.07% < x%×0.7%-0.7%
をxで解くと、
x%>(4.93%+0.7%)÷0.7%
x%>8.04%
ということで、ざっくりSRLNの手数料および税金控除前の利回りが8%超えれば、確定申告をいなくてもSRLNのほうが良い投資対象となります。
これはあくまで安定的に確定的に獲得できるインカム・リターンだけを比較しております。先ほども言いましたが、SPYDもSRLNもETFの価格自体が変動するので、キャピタル・リターン(価格自体の上下動)によって損失または収益が出ますので、そちらにも要注意です。ただし、キャピタル・リターンはどう頑張っても正確に予想はできません。ただし、米国経済が来年もしっかりと成長するのであればSPYD>SRLNの大小関係を持ちながらも両方とも値上がりすると思います。
ということで、いつもと同じで面白くもなんともない考察ですね。来年はもう自動積立みたいな設定しにして、SPYDとSRLNを毎月コツコツ買っていく感じにしようかなと思っております。ここ数年は値動き見ながら割安な時に買っていこうと思っておりましたが、だいたい買い時(市場が下落している局面)って本業が忙しく、自分のことやってられる余裕があまりないことに気が付きましたし、あほなんでいまいちいつが買い時なのかもわかりませんので、もう機械的にドルコスト平均法で定期購入に切り替えていこうかと思います。今年読んだ本にも余計なこと考えてないで買い続けろ、的なことが書いてありましたので。
今年まだ余裕ありましたら、個人的に注目している個別株にも触れたいと思いますが、例のごとくここまでで分量がかなり長くなりましたので、今回はこの辺で終わりたいと思います。