第1回京大入試実践模試 返却編 ~英語~


8月22日に受験をした京大模試の結果が返却されたので、振り返りをしたいと思います。前回は、1つのブログに全科目分レビューを書いたのですが、あまりにも長いとの苦情が散見されたため、今回は1科目ずつ振り返っていきたいと思います。

まずは大本命、英語に関するレビューです。

模試の結果

56点/150点 偏差値54.2 平均点46.6点

いやーまったく得点できず実にお恥ずかしい限りの点数。全国1位狙うどころか、普通に平均点を上回るのがやっとの結果に。マジでこんなもんしか取れんのか、仕事で使っている俺の英語ってもしかして間違いだらけなのではないか、、と自信を失わせる結果となった。

しかし大問別に得点をみていくことによって、多少なりとも光明が見えなくもなかったので、大問別に結果をみていこうと思う。

設問内容 得点 配点 偏差値 平均点

大問1

読解総合 内容説明・和訳 6 50 40.9

14.6

大問2

読解総合 内容説明・和訳 42 50 76.3

15.7

大問3

和文英訳 全文訳 8 25 45.4

10.2

大問4 条件英作文 対話文 0 25 41.1

6.0

上記の通り、敗因は大問1、3、4での大量失点である。どの大問でも大問2くらい取れている想定であったが、あまりにもほかが足を引っ張りすぎたために全体の点数が全く伸びなかった。

大問1に関しては、模範解答と比較するととにかく和訳の仕方が雑であった。全体的な意味は捉えられていたと思っていたが、主語が不明瞭だったり、細かいところの言い回りの訳の詰めが甘かったりして、減点を繰り返した結果、最終的にほとんど持ち点が残らなかったという感じだ。

「細かいところの詰めが甘く」と書いたが、もう少し細かくみていくと、単語の和訳ミスによって主語述語の関係があいまいになったことなどが原因のように感じた。なんとか前後の内容から意味を当てようとしたが、割と大事な部分にかかった単語の意味をしっかりと捉えられていなかったように思う。

また(3)では「”they”の意味を明らかにして訳すこと」というよくある指示語の内容把握を含んだ設問だったにもかかわらず、なぜか自分でもわからんが、この指示語に関してまったく触れられていない。これによって零点になっているが、自分でもこの点に関しては全然記憶にない。試験慣れしてないからなんて言い訳にならないくらいの大ミスだ。

反省点として、仕事での和訳は細かいところにはあまり大きく気を遣わずに、全体的な流れやトピックがあっていればいいだろう、くらいの意識でやっていたことが挙げられる。仕事での僕の和訳に対して文句を言う人がほとんどいないので、このやり方が定着してしまい、より厳密性、英文のしっかりした理解力を問う入試問題においては悪いように作用してしまった。

大問1で大量失点していることを考えると、大問2も正直模範解答と比べたら、あまり出来栄えが良いようには思えないのだが、こちらは逆に減点がほとんどされておらず、小問別にみると

(1)10点/10点

(2)16点/20点

(3)16点/20点

といずれも高得点が取れている。正直大問1と同じ採点官だったら、こちらも大量失点していたような気がしないでもないが(笑)何か大問1とは違ってこちらでの誤訳は軽傷なもので済んだのだろう。

思うにこちらのミスはマイナー(文意に大きく影響を及ぼすようなものではない)単語の和訳ミスが各問1,2個あっただけだったために、致命傷を免れた。

大問3の減点箇所をみると、前置詞ミス、綴りミスは何となく採点官の赤ペンから判断できるが、あとはよくわからん。模範解答と比較するに自分の英訳はあまりにも口語的になってしまっている気がした。例えば、「高速に」というのを、模範解答では“high speed”、”~ at a such a great speed“としているのに対して、僕の英語は”super fast”だ。サンディエゴのマックなら、僕の英語のほうがウケそうだが、京大入試なら確かにもう少しかしこまった、ちゃんとした言い回しのほうが良いのかもしれないと感じた。実際それで”super fast”が減点されたのかどうかはわからないが、この個所に下線部が引いてあるので、何か採点官の逆鱗に触れたのだろう。まあ確かにsuper fastってそもそも文法的にあってない気がしてきたw

大問4はプラシーボ効果の例とプラシーボ効果の反対であるノーシーボ効果についてそれぞれ例を挙げよ、というものであったが、プラシーボ効果の例では内容の減点はなかったものの、細かい文法ミスが重なり、持ち点の12点をすべて使い切ってしまった。

ノーシーボ効果のほうはそもそもノーシーボ効果の意味を捉え間違えた(詳しくは模試の当日のレビュー参照)ためにこちらも持ち点の13点をすべて奪われゼロ点。

こちらの反省点は仕事での僕の意識の低さだろう。正直英語なんて通じればええやろの精神で前置詞系は割とおざなりにしていたのだが、こうやって厳密性を求められると結構普段から間違ってたんやな~と落ち込む結果となった。

総じて言えることだが、記述式を自学自習で取り組むのは難しい。自己採点はどうしても自分に甘くなってしまう部分があるし、そもそも英文の内容をしっかりと理解していない自分が模範解答みながら、ちょろっと採点してるんだから、そら、身につきませんわ、ということになるだろう。

英文和訳に関してはまずは単語力の養成が必要不可欠だが、それ以外にも誰かに添削してもらうというのが大事な気がしてきた。自給自足でやっていても、本質的にどこが間違っているのかとか見つけられない気がする。マジでZ会必要なんだが、、

和文英訳は、受験の原理原則として、簡単な英文を連発させて、減点を回避するということを徹底するべきだと痛感した。仕事のノリでパパーっと英訳してしまったが、全体的にどことなく口語文すぎる気がしてきた。和文では長い1文になってても、細かく刻んで3文の英語にする、みたいな感じで採点官からの突っ込みどころをなくしていくというのが大事だろう。こちらも正直添削者が欲しいが、まあこれから海外にメール投げる時とか、もう少し細かいところ気にかけて、前置詞とかてきとーにやってる部分はしっかりと辞書引くなり、文法書見るなりして、日ごろから注意していけば、点数の向上が見込めるのではないかなと思う。

ということで、これらの反省をもとに、第2回京大入試実践模試に臨みたいと思う。


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