慶應経済、コーネル院卒による慶應経済 2022年 英語


総評

15年ぶり?くらいに慶應経済の英語をまともに解いたわけだが、全く俺の時代と形式が違っていて草生えた。今の形式だったら俺は受からなかったかもしれない。
なんか(くだらない)文法問題や単語の穴埋め問題がやたらというかほとんどを占めており、慶應経済伝統の(超)長文読解による内容把握という形式が失われてしまったように思う。正直文章をちゃんと読まなくても文法知識で少なくとも選択問題は解けてしまうのではなかろうか。おい、慶應それで良いのか。
まあ大問5で、文章に基づいて自分の意見を述べよという英作文問題があるので、内容を理解しなくても~っというのはやや大げさだが、それにしても、こんなに穴埋め問題ばかりだったっけな?と思ってしまう。多少文法できなくても英文の内容が理解できれば解ける、という俺の時代からは随分変わってしまったものだ。
また、アクセント問題が数題あったが、これって必要なのかね。っていうか、半無限にあるような英単語のアクセントなんてどうやってみんな学ぶの?なんか法則でもあるの?これ。
失点箇所はほぼ文法と俺の平凡な人生であればおそらく一生お目にかからないような慣用句(慣用するとは言ってない)問題。まあただ最後内容把握問題ミスったのが痛い。
一つ反省点は、印刷代をケチってパソコンの画面で問題を解いたが、こんだけ穴埋め問題連発だと、いちいちスクロールしまくるのも非常にめんどくさく、すぐに本文に目をやることができないのはめちゃくちゃやりにくかった。そして疲れた。印刷代をケチってはいけない(戒め)
大問1から大問3まですべて同じテーマ(今年のテーマはミニマリストについて)を別の視点から扱うというこちらも俺の時代とは異なる形式であったわけだが、まあそれは良い。しかも大問5の英作文も同じテーマに基づくものなので、ある意味試験問題全体がこのテーマであったともいえる。大問4の空気の読めなささよ。

大問1

ミニマリストに対する肯定的な文章 9問中6問正解
いきなり失点しまくりで幸先が悪い感じになってしもうた。小問3あたりで、あ、これ印刷してやったほうが良かったなと悟るも時既に遅し。
現代人はものを持ちすぎている、そしてそれ自体に苦しんでいる!ものを減らそう!という話だったのに、経済との関連に関しては、ミニマリストはものを減らすのではなく、消費のあり方を再考すること!地産地消!と見事なまでに論点ずらしをしている文章。

大問2

ミニマリストに対する批判的な文章 13問中9問正解
こちらも主に失点は文法、慣用句問題。この辺から単調な出題の仕方に飽きてくる。
大問1の文章を論破していく感じの内容だが、こちらもやや極端と言うか、針小棒大な展開。テーマは面白いのに、文章があまり面白くなかった。まあ入試問題の英文に内容の面白さは求められていないのかもしれないがw

大問3

13問中10問正解
こちらはミニマリスト云々関係なく、アパレル業界の闇について扱った文章。如何にアパレル業界が大量廃棄をしているか、製造から廃棄までの間でどれだけの環境負荷があるかなどが、記載されており一番内容として面白かった。
読みながら、なんで女って服ばっか買ってるんだろう?ちゃんと着てるのかな?とかどうでもいいこと考えながら読んでたらあえなく失点連発。
ということで、選択問題35問中25問正解。
おそらく現役時代(の形式)だったら30問は正解してたと思うので、慶應経済との相性が悪くなってきておるwまあかつての読解力を重視すぎてしまった結果、俺みたいな英文法できませんおじさんを大量に排出してしまったツケかもしれぬ。ごめんなさい。

大問4

大問4は日本語をこなれた英語にしようというまあよくある問題。
色々大人の事情でここに問題文の載せるのは避けたほうが良いようなので、回答だけこちらに載せておく。皆さん是非採点してくだされ。
RI: I do not want to go too deep on this but the words you said to Tanaka san were not appropriate.
D1: But in that kind of case, the parents will not realized how significant the issue is, if I did not tell them directly.
R2: Although the issue is very serious, you cannot say that parents are the only ones to take the responsibility.
D2: Generally speaking, it was careless of the parents to allow their children to bring su thing to school.
子供が学校に何を持ってきてしまったのかが気になる(笑)

大問5

大問5は大問1~3の文章を踏まえて、自分の意見を述べようという英作文。こちらも一応書いておきます。綴ミスや文法ミスも散見されますが原文ママです。
(A) Japanese government should not encourage their citizens to adopt minimalist lifestyle.
 First of all, Japanese economy is shrinking and not growing for more than decades now. If Japanese government promotes this kind of lifestyle, economy will slow down in rapid pace than now.
 It is true that article 1 did mention that minimalist lifestyle is not encoraging  to spent less, its more about reconsider how we spend money. However, this does not give direct answer to economy. Buying more local food at farmers market and less from mass production will harm domestic and international supply chain, people involve at this trading dynamics.
Article 2 is also too simplifing the issue. It is sometimes good buying products from mass production but this is not always the case. Buying from locals sometimes better when taking amount of waste.
 Japan should be free when thinking about individuals consumption habit. Let people do whatever they want to do. Some will be minimalists and some will be shopaholics. But that is their choice.
大問5はまあ適当に書けばそんなに失点することはないんじゃねーのと思ったが、予備校の難易度判定をみると難だったので、難しいものなのかもしれない(適当)
今自分で打ち込んでて思ったけど、ミス多いなwちゃんと見直せばよかった。

老害意見

まあこんなに難しい文章読んで、解いて、英作文も書いて、やっとこさ合格したというのに、入学後はクソみたいな楽単のスタスキとって、それでさえ課題をDeep Lにかけて提出するだけの自堕落学生になるのが大半なのだから塾員としては嘆かわしいばかりである。
入試問題および解答はこちらから


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