みなさま
ご無沙汰しております。
3か月ほどこちらをお留守にしてしまいましてすみません。
ちょっと秋ごろに大きな仕事がありまして、いろいろと忙しくブログにするようなネタがいまいち浮かばなかったのと、土日とも遊びの予定が入ることが多く、そちらを優先しておりました。
まずは簡単にこの3か月を振り返っていきますと・・・
- 米国では金利が秋ごろ上昇からの急低下と目まぐるしく動きましたが、足元は長期金利が3.8%くらいで落ち着く。→多分利上げはもうないかと思われますので、ここから来年の半ばごろまでは政策金利は高水準を継続か?
- 金利が上昇する→値下がりする、金利が下がる→値上がりする、というという形で株式市場はわかりやすく反応。実はこの3か月間こつこつと買い増していたグロース株がそろそろ火を噴くか?と期待
- 日米金利差の縮小で円安ドル高環境はいよいよ解消か?
という感じでしょうかね。
割りと目まぐるしく市場が動いてましたね。この辺を踏まえて、2024年もいよいよ近づいてきましたので、今年の振り返りと来年への展望なんかを語りながらつらつらとポジション・トークしていきたいと思いますw
まずは今年の振り返りから。
今年は年間を通じて高金利環境が続きましたので、意識的にインカム・リターンが狙える銘柄を中心にポートフォリオを構築していきました。
基本的に買ったのはSRLN(バンク・ローンのETF)、SPYD(高配当株のETF)ばかりだったのですが、こちらが非常に奏功しまして、毎期コツコツと種銭を増やしていくことができました。
ただし、特に今秋の金利上昇に伴う株式市場の低下局面ではいくつかの超割安グロース株を買いまくっておりました。来年以降の金利低下で火を噴くことを願ってやみません。
ブログを休んでいる間、いくつか金融・投資関係の本を読みましたが、投資で大勝ちするには集中投資するしかない、という結論に至りまして、1ドルを切るような銘柄を含め、複数銘柄を数百~数千株仕込みました。まだまだ十分に芽が出ておりませんが、来年以降の金利低下で跳ねることを期待しております。
来年の展望
為替は大体130円~140円(135円前後)あたりで落ち着くと思います。よほど日銀が金融引き締めに走らなければ130円を中長期的に切ることはないとみています。なので、来年もコツコツと米ドルに替えながら、米株を中心にポートフォリオを積み上げていこうかと計画中です。新NISAも始まりますので非課税枠を目いっぱい使っていこうと思います。2月にボーナスが出ますので、そのボーナス使って年初から一気に成長投資枠もつみたて投資枠も使い切りたいところです。
つみたて投資枠は現行NISAと変わず、ろくなものが買えませんので適当に米国株インデックスでも買っておいて、より自由度が高い成長投資枠でうまく個別株とETFを使い分けていきたいところです。いずれも米国が中心になるかと思います。
2023年(というかこれまで)の反省は、気になる株をかなり分散して投資してしまったがために、無駄にポートフォリオが膨らんでしまい、管理ができなくなってしまっております。中にはなんでこれ買ったんだっけ、というようなものも少なくなく、中長期的な成長ストーリーが描けていない銘柄も多いです。まあ基本的には永久保有なので、どうでもいいといえばいいのですが、来年はもう少し考えをもって、狙いを絞って集中投資していこうと思います。
来年のねらい目
では、何に狙いを絞るのか、ということになるわけですが、まずは大きくポートフォリオを(45%、45%、10%)とか(40%、40%、20%)に分けて、それぞれにテーマ性を設けて配分していきたいと思います。とりあえず(45%、45%、10%)で考えます。
45%:インカム・リターン狙い(SPYD、SRLN、または高配当株)
45%:キャピタル・リターン狙い(米国個別株中心、今秋から仕込んできた割安銘柄、2~3銘柄に集中投資)
10%:趣味(日本株で優待が楽しいもの)
といった感じでしょうか。
結局株式市場なんで、上がったり下がったりなので、キャピタル・リターンを常に狙いに行くのは難しいですし、複利効果を狙うという意味でもインカム・リターンの獲得は非常に重要です。分配金再投資なので、高位なインカム・リターンを得つつ、それらも再投資していけば雪だるま式に元本が増えていくわけです。中長期的にはこの複利効果が生きてきます。ここに45%の投資額を振り分けます。
キャピタル・リターンをどう得るか、ということですが、敬愛するウォーレン・バフェット流を引き続き継続していこうと思います。となると、良い企業をそこそこの価格で買う、ということになるわけです。残念ながら100発100中で値上がり株を当てる能力は私にも、誰にもありませんが、最近思うことが一つあります。
それは、過度に割安であればこれ以上下がる可能性は低く、逆にアップサイド(値上がりの可能性)が大きいのではないかということです。別に真新しい考え方でも何でもないですが、結局はこれが真理なのではないかと思います。当たれば大きく外れても損失は限定的です。
例えば株価が1ドルの株式を1000株買うとします。1000ドルの投資です。
この場合、最大の損失額は1000ドルです。全損です。痛いといえば痛いですが、まあ別に精神を病むほどの損失ではありません。しかし、1ドルの株が化ければ期待値上がり益は天井知らずです。別に1.5ドルになったら売ってもいいですし、2ドル、3ドルと欲張っても良いでしょう。1ドル上がるごろに1000ドル利益が出る投資なんて、めちゃくちゃワクワクしませんか。
ただもちろん、株価が1ドルの株なんて、そんな簡単に化けませんし、1ドルになるなんらかの理由があるから1ドルなのでしょう。ではなんで1ドルなのか、ということを考えるわけです。業績が悪くて、つぶれかけの会社だから1ドルなのか。それとも単純に市場全体が下がっている中で、つられ売りで1ドルになったのでしょうか。真実はこの2つのケースの間のどこかにあるわけですが、真実は絶対にわかりません。ただ、できるだけ後者に近いだろうと思える株をみつけることが重要です。そしてこんな銘柄はそうそうみつけられるものではありません。年に数株あれば良いといったところでしょう。ここでウォーレン・バフェットの良い企業をそこそこの価格で買う、という言葉を胸に刻む必要があります。
1ドルというのはたとえなので別に1ドル以下の株ばかり探しているわけではないですが、ある程度の基準を自分の中で設けて、それ以下の株価で推移している銘柄を探しています。一般的には集中投資=リスクが高い、と認識されていますが、負けるときは小さく、勝つときは大きく、という銘柄をうまく探すことができればリスクはある程度コントロールできると思います。ということで、基本的には今秋から仕掛けた銘柄を積み増ししつつ、いいものがあれば一本勝負で仕込んでいきたいと思います。これが45%です。
残りの10%は趣味の枠として、株主優待が楽しそうな日本株に突っ込もうと思います。今年は一つ小売株買いましたが、値上がりしているのはまあラッキーとして優待で日々の買い物が割引になるのは非常に魅力的です。日本株の株主優待は米国株にはない嬉しい特典です。
ということで、来年はもう少しテーマ性をもってポートフォリオを構築していきたいと思います。
基本原則は、新NISAもフル活用しながら(ただしその枠だけにとらわれることなく)
- インカム・リターンの獲得
- 割安優良株の発見
- 株主優待で日々の生活も楽しく
この3本でいきたいと思います。
今年はもうさすがに仕事はないはずなので、年内にあと何本か記事を書いていきたいと思います。