新NISAの活用方法 つみたて投資枠と成長投資枠を使い分ける


こんにちは。

先々週はニューヨーク出張が控えていたのと共通テスト(英語)を解いていたため、ブログが書けませんでした。あと先週プライベート面でいろいろありました(泣)

ニューヨーク街角景気

さて、1週間ニューヨークに行ってきましたので、簡単な街角景気情報を。

相変わらず物価が高いニューヨークですが、だいぶ価格は落ち着いてきたというか、私の感覚がマヒしてきただけかもしれませんが、今回はそこまで高くは感じないレベルでした。コーヒー1杯4.5ドルくらい(飲み放題)、お客さんとの会食も結構皆さん酒バカすか飲んでましたが、それでも一人当たり125ドルくらいだったので、目玉が飛び出るほどのものではなかったです。ランチも12~18ドルくらいで食べられるレベルだったので何なら安いかなくらいに錯覚してしまいます。

私が歩いた通りだけかもしれませんがそこまで求人広告はみかけませんでしたので、労働市場は少しずつですが引き締まっているように見受けられます。一方で寒いせいかホームレスの姿は少なかったです。皆さんこの時期はどこに行っているのだろう。

注目しているフードテック系の商品(代替ミルクと代替肉)を今回の出張中に試しましたが、いずれも非常においしかったです。特に代替ミルク(オーツミルク)はいつもニューヨーク出張時に訪れているホールフーズで、ほかの競合商品対比かなり品薄状態でしたので、これはいけるなと勝手に思っております。代替肉のほうは若干まだ植物感が強く、肉と呼べるものではないですが、味としてはそこそこおいしかったです。個人差あると思いますが私は十分に肉に対抗できるものに今後なるだろうと期待しているところです。

ということで、両方とも株をもう少し買い増そうかと検討中です。特に代替ミルクは株価も引き続き1ドルくらいと安いので数千株買いたいところです。ただ、足元の円安が痛いところです。

いずれもあくまで個人的感想ですので、皆さんマネしないようにお願いします。

米国大統領選挙の行方

街角景気ではないですが、もう一つ。今年11月に控える米国の大統領選挙について。

今回の出張に限らず、海外に行くときは現地の人と話すようにしているのですが、「こんなこと外国人のお前にしか言えないけど」と前置きされたうえで、移民問題などに関して結構アメリカ人も嫌気がさしているようでして、次期大統領選挙ですが、トランプが勝つ可能性はなかなかに高いのではないかと個人的には思っております。しかも面白いのが、隠れトランプ・ファンは白人インテリ層から移民2世まで多岐にわたっており、しかも話しを聞いたのはいずれもゴリゴリの民主党支持州なのもなかなかに興味深いところです。まあバイデンもおじいちゃんですし、民主党もいまいちパッとしませんので、トランプが良くも悪くも目立ってますね。

新NISAマネーに支えられている株式市場

さて、ここからが本題。

新NISAが始まり、個人マネーが株式市場に流入しているように思われます。日経平均株価もぐんぐん上がっており、若干怖いくらいです。どこかでドカンと下がる調整局面を近々迎えることでしょう。そしたら買い増しのチャンスです(小声)

(と1月20日時点で書いてましたが、今週は若干反落した感がありますので、一部利益確定の動きがあったかもです)

ご存じの通り、新NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠という2つの枠があり、それぞれ年間120万円、240万円まで譲渡益・配当収入が非課税となります。非課税枠が異なるほか、つみたて投資枠は投資信託しか購入することができないのに対して、成長投資枠は個別株からETF、投資信託まで幅広い有価証券を売買することができます。

一般論としては、つみたて投資枠はオールカントリー系の株の投資信託を買え、成長投資枠は値上がりしそうな個別株を買え、というのがセオリーになるのかなと思います。しかし、正直私を含め素人が値上がりしそうな個別株なんてみつけられません。結果的に値上がりした、というのであればまだわかりますが、最初から値上がりするなんてわかったら誰も苦労しませんし、私の仕事もなくなるわけです。

ということで、つみたて投資枠と成長投資枠に関して個人的にどのように使えばいいのか、というか私ならどう使うかを紹介したいと思います。別に僕と同じようにやれとも言わないですし、これが正解とも言いません。あくまでどうせ何が値上がりするかなんてわからんから、とりあえずこれ買っとくか、と個人的に思うものです。

つみたて投資枠

どうせ投資信託しか買えないので、大した選択肢があるわけではないですが、個人的には少なくとも今年は日本株が来るだろうなと考え、30%米国株、70%日本株の割合で2つ投資信託を買いました。

個人的に日本株が来ると考える理由はまさしく新NISAのスタートです。

新NISAで日本の株式市場はほかの先進国の株式市場と比較して非常に良いスタートを切っております。

主な先進国の株式指数の年初来リターンは下記のとおりです。(2024年1月27日時点)

日本

日経平均株価:+6.83%

TOPIX:+5.55%

米国

S&P500:+2.62%

Dow:+1.20%

英国

FTSE100:-1.18%

ということで断トツで日本がイケイケゴーゴー状態です。おそらくこの状態が長続きするわけではないですし、前述の通り日本株もどこかで調整が入るとは思いますが、それにしても円安が続く中でこれだけ日本の株式市場だけ盛り上がっているのはおそらく国内の投資マネー、つまり新NISAによるところが大きいと推測します。

日本経済に関してはもうオワコン状態なので、中長期的に日本の株式市場が盛り上がるとは到底思えませんが、少なくとも新NISAで一時的にはうまみがありそうだなと考えて今年は3:7の割合で日本株多めにしました。

ご存じの通り新NISAの年間上限は360万円、生涯上限は1800万円(いずれもつみたて投資枠と成長投資枠の内訳は無視します)であり、新NISA制度に熱心な人はできるだけ早くこの上限にもっていきたいと考えておりますので、おそらく今後5年間は日本株は盛り上がるのではないかと思います。もちろん右肩上がり一本調子ではないので上げ下げを繰り返しながら、となりますが。

ということですので、様子を見ながらではありますが、今年は日本株7割、米国株3割で投資します。来年以降は徐々に米国株10割に移していき、日本株も利益確定させて非課税枠の確保をするかもです。

ちなみに完全なる個人的見解ですがおそらく日経平均は今年の割と早い時期に4万円を超えると思います。その後いったん下がって、また買いが入って4万を超えた期間がある程度は続くかなとみています。今年の年前半には最高値更新がみえると思われます。恒常的に4万円を超えるのは年半ば以降、FRBの利下げが確認されたらですかね。

成長投資枠

成長投資枠は個別株から投資信託からETFから何でも買えますのでより自由度があり、年間上限枠も240万円ですので、大勝ちが狙える枠です。

多くの人はこちらの枠で値上がりしそうな個別株を買うことになるかと思います。そういう趣旨の書籍や雑誌も本屋であふれております。

ただし、私はあえてこの成長投資枠でこそ、インカム・リターン(配当金収入)を狙いに行こうと思っております。

理由としては先ほども書きましたが、値上がりする株なんて僕にはわからないからです。まあ米国株は持っていれば基本的に値上がりしますけどw

ということでせっかくの240万円の枠を上がるかわからない株の値動きに委ねるよりも、毎期確実に入るインカム・リターンの非課税化に使ったほうが実入りがいいのではないかと考えているからです。

240万円で配当利回り5%くらいの高配当株なり高配当株ETFに投資をしておけば、毎年ほぼ確実に12万円程度の収入が確保できます。私の場合もう少し利回りが高めのETF(みんな大好きSRLN)を買いに行きますので20万円くらいは狙えるのではないかと期待しております。まあ米国ETFは為替の動きもありますので、話しはもう少し複雑となりますが、いずれにしても重要なのは安定的に入るインカム・リターンこそ非課税化しようということです。

成長投資枠の生涯上限は1200万円なので、1200万円で利回り5%であれば年間60万円の配当ですよ。月5万円のお小遣いです。なかなか嬉しいものです。

ただ、成長投資枠のすべてをインカム性の商品にするのは面白くないので、以前のブログでも書きましたが、遊び心として楽しい株主優待がある個別株にも投資をしようと考えています。

ということでつれづれなるままに書きました。

明日からロサンゼルス出張ですので、今度は西海岸の街角景気をみてきたいと思います。


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