市場の下落局面は買い一択


こんにちは。

もはや週次更新が月次更新になってしまっております。

夏休みを満喫しておりまして、そういうの時間を大切にしておりました。ここ1か月で国内3都市、海外2か国と遊びに遊んでおります。久しぶりに生きているという実感を持てる日々を送っております。

さて、ちょうど海外旅行を控えた7月31日に日銀が利上げを実施し、植田総裁の会見も一部拝聴しましたが、今後も利上げを続けていく予定であるとのことです。利上げ判断の主な要因は輸入物価指数の上昇とのことですが、これは多くの場合、為替要因によるものであり、日銀が動かなくてもFRBやECBが利下げに動いていけば自然と対日本の金利差は解消されていき、為替も円高方向に動いていくとみられておりました。

なのに、なにを思ってかこのタイミングで利上げに動いたことで市場はパニック、その後の金融市場の乱高下はみなさんご存じのとおりです。私はちょうど海外旅行に行く直前での大きな円高の恩恵を受けたのでまあその辺は植田さんサンキューなわけですが、一日本国民としては今後の日本経済(株式市場)の停滞を危惧する展開となっております。

確かに6月の実質賃金は2年3か月ぶりに前年同月比プラスに転じたとのことであるが、その要因の多くは夏のボーナスが増加したことによるものであるとのことで、今後も継続的に実質賃金が上昇するかはわからない状況です(個人的には伸びないと思っています)。逆を言うとこれだけ円安によって物価は上昇していたのに2年2か月間実質賃金の成長率はマイナスであったわけです。今後の実質賃金の動向には注目したいところですね。

さて、そんななか足元は日本の株式市場は大きく下がり、ドル円も足元147円程度まで円高が進みました。おそらくFRBは9月に利下げを実施すると思われるため、円安にはなりにくい状況が11月の米国大統領選挙までは続くでしょう。今はドル転する好機であると考えます。

今後、起こりうる主な経済・金融イベントとしては下記のものがあります。

米国 9月FOMC会合。おそらく利下げを実施するでしょう。

米国 11月大統領選挙。バイデン現大統領が候補者から脱落したことでかなり先行き不透明感がありますが、ハリス候補が勝つ可能性は低いのではないかと個人的には予想

日本 今後の日銀政策決定会合には要注目。

経済指標とかも考えだしたらキリがないです。つまり何が言いたいかというと今年いっぱいは8月の初めにみられたようなジェットコースター相場になりやすいということです。そしてこれは長期投資家にとっては魅力的な投資機会を提供することとなります。

今後の投資方針

前々から言っていますが、基本的には日本経済はすでにオワコン状態なのであまり日本の株に投資をする気にはなりません。円安で海外投資家からみたら安く感じられるものだったので、買っている、という流れがありましたが、円高になってくればその円安マジックのメッキもはがれていきます。

日銀もあほなタイミングであほな理由で利上げをしたと個人的には思っていますので、景気が良くなっていると感じることもないまま日本はまた長期停滞状態に戻るでしょう。というかすでに長期停滞状態ですが(笑)

そういう意味で特に投資スタンスを変えることもなく引き続き株式に関しては米株中心に投資をしていくつもりです。円高に振れてきたのでドル転はしやすくなりましたが、米国金利が下がってくるという意味ではSRLNの魅力は落ちていくわけですが、とはいえ相対的には今後も高い配当を得られると思いますので、SRLNはコツコツ積み増していきたいと思っております。
ただし、SRLNはNISA枠で買えない(∵月次配当のため)ので、NISA枠で買うとしたら下記の銘柄かなと思います。

スターバックス(SBUX)

直近業績が悪いということで、株価は下がっておりますが、まあ一時的な株価の下落なんてよくあることなので全く気にしておりません。
現在の株価水準における配当利回りは3.0%程度あるので、株価の上昇可能性も踏まえると今の水準で買うのは悪くない選択肢になると思います。
ファンダメンタルズ(企業の本質的価値)で言えば、やはりコーヒーチェーンとしてのブランド力は絶大であり、向こう数十年この地位が脅かされることはないでしょう。
ただし、消費者の節約志向による業績悪化であれば今後数四半期は低迷状態続くと思われるので、急いで買う必要はないかもしれません。まあコツコツと気が向いたときに買っていけばよいかと思っております。

SPYD

こちらは四半期配当のためNISA枠で買えるものですが、NISA枠で確実に利益を出して節税の恩恵を受けるなら、個別枠よりも高配当株ETFのほうが確実です。もちろん、個別株もロマン枠として一部投資するのは良いと思いますが、SPYDのように広く分散して、株価自体は大きくは勝たなないけど大きくは負けないというタネ銭に最適な特性を生かしつつ、確実に手に入る高配当を非課税でゲットする、というのが有益であるように思います。現在のSPYDの配当利回りは4.0%を超えているので、利回りとしても非常に魅力的です。

トヨタ(7203)

米国株ではないですが、トヨタも魅力的な水準です。検査不正だのなんだの言われておりますが、どう考えても頭の固い国交省のあほや役人のあほな検査基準を順守しなくちゃいけないからであり、はっきり言って国からの嫌がらせ以外の何でもないと思います。下請けいじめに関しては正直情報が錯綜しておりよくわかっておりませんが、少なくとも世界的ブランドを誇るトヨタ株が今非常に割安な水準にあるのは間違いありません。

問題があるのであればしっかりこれを機に改善してもらえばいいと思います。配当利回りも3.0%を超えており、中長期的には不正報道前の3600円までは戻ると期待しております。このタイミングでもう少し買い増ししようかと思案中です。

ということで何が言いたいかとおいうと、投資は長期視点で行うものであり、一時的な下落局面は絶好の買い場です。短期的な上げ下げに一喜一憂することなく、みなさん、下がったら買い、上がったら様子見姿勢で、今年は残りにNISA枠をつぎ込んでいきましょう。


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