慶應経済、コーネル院卒による2025年共通試験 国語


注:毎年恒例の共通試験の(ふざけた)レビューとなります。いつもの感じとはノリが全然違いますので、お好きな方だけお楽しみください。

こんにちは。
共通テスト国語2025でございます。試験当日(1月19日)は寝坊しまして、部屋の掃除&洗濯、その後センター英語、昼食、レビュー作成・配信。その時点で3時過ぎで、6時からデート(意味深)があったので、国語やるか悩んだ挙句、結局出発時間間際までやり、待ち合わせギリギリになる、ということがありまして。
実況:宿敵国語との2年ぶりの対戦。いかがでしたか。
そうですね、やっぱりね。国語にはU20時代からだいぶ苦戦してきましたけど、そこからね、お互い切磋琢磨しながらここまで来た、って感じですかね、ハイ。
実況:国語はなんとここにきて初めての布陣を敷いてきました。戸惑った面もあるんじゃないですか。
そうですね、まさかね5枚目のディフェンスがあるとは予想してなかったので大いに戸惑ったというか、試合運びはだいぶ狂ったといえますね。いつものごとく、古文>>漢文>>評論文>>小説文の順番に攻めようと思ったらね、まさかの第5の大問が隠されていましたね。しかもこれは果たして国語なのか?という内容。試合時間が割と限られていた中で若干の戸惑いはありました。
実況:しかし、こちらは無失点。さすがです。
そうですね、正直ね、大したことなかったっていうかなんて言うんですかね、正直こんな大問必要なのか?とか、先ほど言いましたけどそもそもこれは国語なのか?というような内容でしたがまあおそらく向こうの監督的にもね、まだまだ試行錯誤っていうか、どういうプレイスタイルにしていけばいいのか、みたいなところは模索してるんじゃないですかね。
実況:古文選手には今年も大敗、ということでいいですかね。
そうですね、もうね古文選手に関しては勝つ気がしないというか、攻略法がわかりませんね。勝とうとも思わないですね正直(いたずらっぽく笑う)
実況:古文は手も足も出なかったですが、漢文選手は相変わらず手玉に取っていました。2年ぶりの対戦であった中、その辺の感覚は抜けなかったですか。
そうですね、正直ね、漢文もね、何がなんやらって感じですし、レ点以外なにもわかってないんですけど、不思議と読めるんですよね。読めるなんて言うのもおこがましいですが、なんか下りてくるっていうかね。ペレなんかマラドーナなのか、井原なのか、はたまたアルシンドなのかわかりませんが、すっと、頭に入ってきますね。とりあえず適当に教訓っぽいこと言いたいんだろうなって思いながら読めばなんとなくはわかる、って感じですかね、ハイ。
試合時間 80分
大問1(評論文) 16失点
大問2(小説文) 0失点
大問3(新問題) 0失点
大問4(古文)  38失点
大問5(漢文)  6失点
合計 60失点
総評:易
2年ぶりとなったセンター国語であるが、引き続きほぼ現役時代と変わらない得点を維持。古文とかもうどうでもいいというかやらなくてもいいんだが、独自ルールに従いちゃんとやる。
大問2と3はおそらくみんな満点だったのではないだろうか?悩む問題もなく、素直に淡々と正しい回答を選んでいくだけの作業。評論文の失点した問題は、まあ2択まで絞ったというか、悩んだ問題だったので惜しい失点であった。
漢文はいつもの「なんかよくわからんけど、教訓っぽいこと言ってるんでしょ?」って事さえ踏まえて読めばなんとなくは理解できる。選択肢も正誤判断が楽で、全体的に簡単な印象。
古文は知らね。
古文を除けば133/155(85.8%)、現代文のみなら94/110(85.4%)となかなかの正答率かなと。日頃の読書のおかげかな。英語なんて取れて当たり前だが、国語はずっと苦手だったからこんな点でも取れるとうれしい(笑)古文入れても正答率7割(140/200)が俺の中での合格点なので、ギリギリ及第点ということで。
大問1
観光の仕方が、「見る」ということから、「体験する」へと変わっていった。でも「体験する」の中には「見る」も含まれてるよね?なんでこの二つを分けて考えるのかな?一緒に考えよ?みたいな文章。大学2年の時に「観光:保存と開発」みたいなレポートを書いた俺からするとなかなかに楽しめた文章。「ここなんかちょっと文言違うかな~」って迷った問題で見事に失点した。「少しでも疑わしい場所があれば×」という鉄則に従うべきだった。
大問2
ニートでぼっちなおじさん(意味深)とちびまる子ちゃんみたいな女の子の交流を描いた小説。お姉さん(まるちゃんのお母さん)にいびられるおじさん(弟)がかわいそうでありながら、何とも言えない魅力を醸し出している面白い文章であった。おそらく普通に読んでいればまるちゃんの心情がすごい理解できるし、選択肢もひねりなく素直に正解が選べるはず。どの問題も、これ以外正解なわけがない、というくらい確信度をもって回答できる。
大問3
今年からなぞに登場した新キャラ。外来語のままだとわかりにくい単語はそのまま使うんじゃなくて、あえて補助的な日本語にして使ったほうが、世の中に浸透しやすくね?というような文章。文章読解というよりもなんだろう、説明書通りに順を追って作業を進めて?みたいな問題。正直国語力を問うものじゃないし、現代社会とか地理とかにあったほうがいいような問題。いろいろ新傾向を入れていく姿勢は称賛に値するが、個人的にセンター国語は評論、小説、古文、漢文の最強布陣でいてほしかった。新傾向にありがちなくそ簡単難易度であった。
大問4
なんかお姫様?奥さん?彼女?が病気になって、云々かんぬんみたいななぞ文章。ほとんど間違えたのでどいう内容なのかもわからん(笑)
大問5
大好きな漢文。いつも示唆に富むお言葉ありがとうございます。師匠と弟子で「読書」という行為に対する姿勢の違いを扱った文章。何でもかんでも数ばかりこなさないで、一冊をちゃんと読んで理解しろよ派と、とにかく広く浅く、手広く読んでいけ、細かいことは気にするな派、という二項対立が読み取れれば問題自体は容易に解けるだろう。
編集後記
得点率70%ごときで偉そうに言うのもあれだが、なんか今年は全体的に簡単に思えたけどなんでだろうと思って予備校の講評を読んだら、選択肢が5択から4択に減ったらしい。俺の国語力というよりもあくまでこういうテクニカルな理由だなと納得しました。
受験生の皆さん、共通試験お疲れさまでした。これから受験本番、頑張ってください。推薦入試とか、試験一発勝負じゃない入試方法が大勢を占めてきているこんなくそったれな世の中ですが、今まで学んだものをこの一日、この一瞬に全部懸ける一般入試が僕は好きです。就活の際も一般入試組を私は評価します(笑)


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